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この世の名前、あの世の名前を胸に・・旅立つ最期のとき・・

2019/07/20

ちょっと今日は・・
重たいかも知れません・・が、よかったらお付き合いください。

 

去る7月20日、私の叔父が亡くなりました。

66歳

ガンが原因で数年前から入退院を繰り返していましたが、
いよいよ今年になって、余命宣告があったらしい。

桜が咲くころ、叔父さんから相談を受けました。

 

お墓について・・
お寺さんについて・・ です。

叔父さんは、分家
私は、本家

家族構成でいろいろ考え方がありますので、
ここでは、その詳細は伏せます・・

 

その時、おこがましいですが私が
叔父さんにアドバイスしたことがあります。

「叔父さん、もう戒名いただいたらどうですか?」と・・

亡くなってからいただく場合や、
生前にいただく場合などいろいろあります。
お寺さんとの関係や本人の価値基準にもよるでしょう。 

 

叔父さんは即決、
生前にいただくほうを選びました。

やはり、あの世での名前を自分で認識していたかったのでしょうか。
私もまったく同感です。 

 

それから1か月後、
戒名をいただき 私に教えてくれました。

私:「えらい、イイお名前いただきましたね。」
叔父:「そやろ、ええやろ。」 

 

その時は、もうすでに左手がかろうじて動くくらいで、
その他は動かせない寝たきりの状態でした。

痛みに堪えながらも、意識はハッキリしていました。
さすが、元商社マン・・

こんな状態でも、脳はキレまくりです。
私も最後の最後にいろいろと説教されました。 

 

ありがたいかぎりです・・ 

 

話しを戻しますが、
それから、私は、その戒名を幾度となく筆で書いてみました。

何故か、
その戒名というか、文字が愛おしくなってきました。 

 

繰り返し、繰り返し書くほど
字のバランスが整ってきました。

最終的には、清書して叔父さんに見せてあげようと・・ 

 

たまたま、叔父さんも多少は字心があるみたいで、
中国へ転勤している際に購入した「墨」を
「ワシはもう書けんからお前にやる!」 といただきました。 

 

清書するにあたっては、
その「墨」を磨りながら・・ 感情入りまくりです。 

 

それを、書き上げ
ひと月 経つ頃、
いよいよ最期のときが近づいてきたとの知らせが入りました。 

 

そして、先週の土曜 7月16日
半紙に書いた戒名をもって、最後のお見舞いに行ってきました。 

 

叔父さんは、身体の痛みと呼吸する時のノドの苦しさに耐えながら、
眉間にしわを寄せながらも、私との応対をしてくれました。 

 

その時、私は、
戒名を叔父さんの目の前に差し出しました。

成一6

 

「おっちゃん、戒名書いてきたで!
それも、おっちゃんからもらった墨で書いてきたで! カッコええやろ!!」

 

すると、
苦しそうな顔をして、目を閉じたままのおっちゃんが、

なんと、
ギョロリと目を全開し、
瞬きもせずにその半紙を10秒ほど凝視したのです。 

 

そして、つぶれた声で一声を発しました。

「カッコええなぁ~~~・・・」と・・

 

それから、苦しそうな顔が一変、
穏やかな顔になって、ゆっくりと目を閉じました。 

 

まるで、仏さんのような顔をしていました。
閉じた目には、うっすらと光るものが見てとれました。 

 

この世の最期が近いこのとき、
あの世の名前「戒名」を胸に、安らかに目を閉じる・・
この瞬間を目の当たりにして、 

 

私は感じることができました。 

 

旅立つ叔父さんと残される親族が、
「戒名」というあの世の名前で、この世とつながるしあわせ感を・・ 

なんとなく感じることができました。 

 

だから、子も孫も
その戒名を想い、供養してあげる・・ 

だって、叔父さん自身がその「あの世の名前」を目にして旅立ったのだから
なお一層のこと・・。 

 

そして、法要のごとに、
その戒名に意識を集中してつかわす・・ 

これほど、故人の供養になるものはないのではなかろうか。
と、私は思うのです。

 

戒名には、その故人の「生きざま」の文字が刻まれている・・ 

そのためにも、あの世の名前を自分の意志で表せるとしたら
どれほどしあわせだろうか・・ 

 

われわれこの世に生まれてしばらくすると、名前が決まっている。
自分の意志ではなくもう在るわけですね。

好きも嫌いもありません。
決められているのですから・・ 

 

ここ数十年~昨今、読めないようなキラキラネームの子供、
つけられた当の本人はどう思っているのでしょう。
真っ二つに分かれるそうです。 

 

せめて、あの世に旅立つときには、
自分の意志が入った文字の名前を、
自分自身が認識している状態でありたいものです。 

 

それも、その名前が
親族による肉筆でしたためられているとしたら・・
ましてや、
生前、自分自身で書いていたとしたら・・ 

 

どれほどしあわせかと思うのです。
もしかしたら、あの世の自分と向き合えるかもしれませんね。 

 

この世の名前も、
あの世の名前も、
しっかり書けるようになっておきたいものですね。 

 

スミマセン。今日は、
私の価値観です・・  ご容赦ください。

.

 

最後に、
私が病室を去る際、
眠っているはずの
叔父さんが声をふりしぼって出した言葉があります。 

 

それは、 

 

・・ 

 

・・ 

 

「ありがとう・・・」  でした。 

 

・・ 

 

そして、私は返しました。 

 

・・ 

 

「おっちゃん、 こちらこそ、ホンマありがとう・・・」 

 

・・ 

 

・・ 

 

その、4日後
20日 満月の深夜早朝
叔父さんは旅立っていきました。

 

IMG_1565

 

そして、

書(戒名)も、叔父さんとともに旅立っていきました。。。。。

 

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ここまで、お読みいただきありがとうございます。

それでは、また・・

書道家 溪春けいしゅん

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