美文字の極意

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美文字の極意・・キレイに魅せる横画右上がりの理想の角度とは?

2018/06/26

 

旧暦では春といえども極寒シーズン真っ盛り。
気分が乗ってきませんが・・着実に季節は進んでいます。

暖かい「春」目指して
右肩上がりのじっくり曲線で・・まいりましょう!

 

どうも、こんにちは。 美文字講師の溪春Keisyunです。

 

今回も美文字になるための極意をご紹介、
前回に引き続き、
今シリーズは特に「横画おうかく」についてフォーカスしています。

もう一度、前回を振り返ってみますと

 

横画には3種類あって、
その3種類をうまくまとめると、シェイプされた大人っぽい横画が出来上がります。

右上がりという条件のもと
ずんどう(寸胴)横画ではなくシェイプ横画がミソですよ!とお伝えしました。

まだ、ご存じない方はこちらの記事
「美文字の極意・・ある反り具合にアナタの美意識が表れる?!」をチェックくださいね。

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で、ここでなんです。(※漢字に限定)

どうして横画は右上がりに書くのか?
それもどれくらいの角度がよいのか? という疑問がわいてきました。 

 

特に書体でいえば基本中の基本である「楷書かいしょ」
くずさない書き方で標準的な手描き書体の場合で考えてみます。

そこで日本に伝わった中国からの漢字のうち
中国古典としていくつかの名蹟があるのですが・・

そのなかでも昔から「楷法の極則(きょくそく)」ともいわれる
あまりにも有名な古典作品があります。

 

それは、
『九成宮醴泉銘 きゅうせいきゅう れいせんめい』
中国・唐の時代に「欧陽詢 おうようじゅん」が書いたもの。

学校では教えてくれない
これを知っていればかなり書知識・品格アップまちがいなしですぞ。

字体フォントでいうところの「教科書体」は
手描き文字に近い楷書体ですから
昭和からの小学校国語教科書の字体は『九成宮・・』がベースになっているとか。

それほど端正に整った形の
世界最高峰の楷書体であると言っても過言ではありません。

 

話しを戻しますと、
その楷法の極則ともいわれる『九成宮・・』を筆頭に
中国古典の作品を総合的に眺めてみるとあるパターンが見えてきます。

そのうちのひとつが、
Ⅱ.横画は右上がりに書く。 という傾向なのです。

そう、キレイな整った字形は
右上がりになっているのです。

おそらく、われわれ漢字文化圏の人々の美意識DNAは
右上がりの字形が美しいとプログラミングされているかもしれませんね。

 

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では、古典の圧倒的な美しき実証のほかに
どういった理由があるのでしょうか?
ある実験してみました。

 

意識して書くのと、無意識に書くのとで
    線にどんな違いが表れるのだろうか?? 

 

この場合、単純に
右利きであることを前提条件とします。

 

まず、小筆で横線を真っ直ぐ引いてみます。
その時は、手のひらの腹・・
小指と手首が重なる部分の腹を紙と密着させて書きます。

※画像上のように手首の小指側に近い腹部分に、
朱液を含ませたティッシュを巻いて固定しました(これ以降、「朱腹」という)
まったくペン字を書く時と同じ感覚です。

 

では、まずはじめに

■(a)の場合
意識して作為的になったらダメなので、
目を閉じて真っ直ぐ右横に長い「一」を書いてみます。

ただし、真っ直ぐ横を意識するために
朱腹部分を水平に引くよう目を閉じながら徹底しました。

すると、当然のことながら朱腹(a)は水平移動をするわけですが・・
なんとその時は
実際のクロ線(a)は右上がりを描いていました。

 

次に、■(b)の場合
今度は目を開けてクロ線(b)を意識して水平に引いてみました。

すると、ご覧のとおり
朱腹(b)は右下がりになっていました。

 

あれまぁ~? どうして??

実際、真横水平に書いているのに
実は無意識に右下へ引っ張っていたんですね。

 

なんのこっちゃよくわかりませんけど、
単純に・・筆先は左上方向を指しているので
支点を水平に横画を引くと必然的に右上がりになってくるのです。

しかし、われわれは意識して真横に引こうと思うと
何故か無意識に右下に引っ張っているという事実。

本来、自然とカラダに委ねれば適度な右上がりになるものを・・
ん~~ 悩ましいところです・・  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

では、その右上がり・・
いったいどれくらいの角度なんでしょうか?  

 

クロ線(a)の傾きをご覧ください。

時間の単位:分でいうと
ちょうど水平が15分ですので、クロ線(a)は14分ぐらいでしょか。

つまり、1分の傾き・・画像の長針くらいの傾きです。

90度は15分ですので、90÷15=6  1分は6度
ということで、
右上がり角度は6度ということになります。

偶然ですね・・

もろもろの中国古典(楷書)では、
平均して右上がり角度が6度ぐらいになっているみたいです。

※まったくの余談ですが・・美しい鎖骨の角度ってあるのかな?(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

ここで、またまた疑問なんです。

この右上がり・・
なかなか初心者の方には難しいみたいで・・
いったいどうしてなのでしょうか? 

 

長くなりました。極寒の今日はここまで。
次回、またお会いしましょう。  それでは~

溪春Keisyun

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